え、いまさら?
はい、いまさらですけど、ふと思うところがあってiPad miniを買いました。



あ、買おうと思ったきっかけ

何はなくとも、やっぱり電子書籍を読みたいから!!
これにつきます。
同僚さんがKindleやらiPadやら、しかも1人で2台持ってる人とかいたりして。
Kindleストアの魔の魅力を説かれている間はそこまで興味がなかったのですが、
最近あまり本を読まなくなった(いや、読んでいますが冊数が明らかに少なくなった)ので、
何だかインプットが少ないとふと気付いたのです。何とかせにゃならん!


買った本が扱いに困る

コミックを大量に読みたいのに、そのあとの処理に困る。
売るのも手間。
今まではLivedoor古本のサービスがピカイチで素晴らしかったのに、某会社さんとの合併の影響かサービスを終了してしまいました。
競合他社のサービスも利用しましたが、買取価格はあって無きががごとしだし、何だか手間に見合わないのです。
それだったら、よほど手元に紙として欲しい本以外は電子書籍で構わないんじゃないか、と思ったわけです。
もちろん新刊も買いますが。さらにそこまで実は電子化もされてないですが…。

あと、技術書が重い。

もうこれほんとどうしようもないのですが、技術書が重い。
オライリーとかもう絶対無理。
重いと本当に通勤時間に読むのが苦痛なんですよ…!
でも読みたいんですよ…!
さらに何冊か会社に持って行って使いたいときもあるし。

会社のデスクに置き書籍もすでに結構な量ありますが、
これを逆に家で読みたいときもあったりして。
重い本持ってあっち行ったりこっち行ったり。IT苦行だよ。

iPad vs Kindle

なんか散々語りつくされた感がありますが。iPadかKindleが候補として挙がりました。
んで買ったのは、結局、iPad miniでした。
それぞれ比較検討したポイントはこんな感じ。

Kindle paperwhite

【◎いいとこ】
・3Gついてる
・読みやすい、目に負担かからない
・安い
・Kindleで本を買いやすい
・バッテリー超もつ

【△わるいとこ】
・アプリが必要なら買い足す必要あり
・ベゼルがちょっと幅広い(画面が小さく感じる)
・コミックは本当に読めるレベルなのか
・カラーじゃない

※iPad miniとならKindle fireじゃないの?って話がありそうですが、
Kindle fireは私にとって最たる中途半端だったので、paperwhiteとの比較です。


iPad mini

【◎いいとこ】
・軽い(Kindle Fireに比べれば。paperwhiteが比較対象なら重い)
・すでにiPhoneで使っているアプリも使える
・新聞も読める
・他の電子書籍アプリも使える

【△わるいとこ】
・Kindleの書籍はAmazonサイトへ移動しないと使えない(これはKindleに優位性を持たせてるわけですね)
・高い(セルラーモデルだと年間で6万~)
・バッテリーはそこそこ持つ
・バックライト液晶は目が疲れるのでは

で、よーく考えたり同僚さんのiPadやKindleを半ば無理やり触らせてもらったりして、
今回は「情報を効率良く得る端末」として考えたところ、iPad miniにしました。
なにより新聞読みたかったんで…。
でも、Wifiモデル。セルラーモデルにするほど通信もしないでしょ、ってことで。堅実に。


で、使ってみた

買って大正解でした

買ってみて1週間経った結果。
やっぱりiPad mini買って大正解!!

今のとこ使ってみた書籍アプリ

今のとこ、
・Kindleアプリで書籍・コミック
・ビューンで雑誌
・モーニング
・日経新聞電子版
・NewsStandで海外の雑誌
を試しています。

液晶はやっぱりちょっと目がしんどいけど、カラーで本が読めるのはやっぱりいい。
本も全体的にかなり安いし。

さらに、使用用途のメインは、もちろん通勤中の読書と新聞を読むことですが、
家の中でのネットサーフィンはもうこれで十分って感じになりました。
iPhoneでテザリングもしてますが、やっぱり外ではそこまで通信してないです。
(むしろそうしないと、本読まなくなるw)


他にも

欲を言えば追加で青歯のキーボードがほしいですが、これはもうちょっと様子を見ます。
さらに今後、もともと持っていた技術書を近いうちに自炊する予定。
これで部屋もすっきり片付きます。うーんシアワセ。なんて理想的。

このワクワク感はあれだ、生まれて初めてiPodを手に入れた時に似てます。
あの、まったくカラーでもなくて謎に赤く光って、4つもボタンがついてたあのiPod…。(懐かしいなオイ)
「これに持ってる曲が全部入るんだ!!」って時のあの喜びですよ。
あれに似てます。
ipod1

ここがすごいよKindleストア

書籍アプリの中でもヘビーユースしているKindleストアですが。
いわゆる出版社を通してない著作物も買えるのがいいです。
たとえば青木俊直さんとか、読めて嬉しい。同人誌作ってる人にはすごく良いプラットフォーム。(賭場代はきっちりしっかり取ってると思うけどさ)
またIT技術系の情報なんかも、小額で少しだけ役に立つ情報が拾えるのもよいところ。


気づいてビックリしたのは、「Kindle化リクエスト」ボタンがさりげなくついてたことですね。
▼これ…(今まで気付かなかった)
WS000010
これって、一定数貯まったら著作者側へも電子化の営業をかけやすくなりますよね。
数字の裏打ちがあるし。さすがだな~と思ったんですよ…。
当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
こうやって地味に自分のプラットフォームの足固めをしているんだろうな~。


不思議なこと


電子書籍に積極的な出版社さんでも、作家さんが偏ってる気がする

あれは何だろう、作者さん自身の許可が必要だったりするからかしら。
それともやっぱり売れ筋からしか電子化に着手できないからかしら。
教えてえろい人。

電子書籍化したら本は売れなくなるのか

あと、電子化したら紙の本が売れなくなるんじゃないか、
っていう考えは大いなる見当違いだと思うね。
欲しいのは紙か電子データか、という視点ではなくって、
ユーザーにとっては「欲しいコンテンツがいかに手に入りやすいか」だから。

いまCDをほとんど買わないで、iTunesで買ってしまうのと一緒。
映画をDVDディスクで借りないで、オンラインで借りてしまうのと一緒。
ちょっとしたソフトウェアをわざわざパッケージで買ったりしないのと一緒。
本もそれと同じ単なる「情報」なんだよな~って気がするけどどうだろうか。
むしろ電子化されることで、見たこともない作品とのエンカウント率アップを期待しているよ私は。


最後に

同僚さんから指摘されていた通り、Amazonでの散財度合いが半端じゃないです。
これでもっと欲しい書籍が増えてきたら…ああ嬉しいけど悲鳴。
そんな状態なもので、アイキャッチ画像に載せたギフト券、これを月予算としてプリペイドしていこうと思っています…。

最後に一句。
「気をつけよう / これもおすすめ / 甘い罠 」

それではおあとがよろしいようで~~。